レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その10

やがてエルトナ大陸の東端に辿り着くと、このエルフの地を象徴する深緑の森に分離したドルバリオンを潜ませた。 時間の猶予が生まれた今だからこそ、ど...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その9

渦中のアカックブレイブが駆るドルバリオンには、もう一つの合体形態がある。 それがジェットドルバードである。 旗艦機であるマシンボードを中心に５機...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その8

「………と、いうのが報告になるわけだけど」 エルトナ大陸に位置するドルブレイブ基地、医務室のベッドに腰掛けて、包帯だらけのネコギシは、壁にもたれ...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その7

基地外縁、既にぽっかりと穴が空き、外の光が射し込む天井の穴を更に切り拡げんと、回転ノコギリが火花を散らしている。 「部分変形接続っ！ドルセリオ...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その6

「…くっ、またか…」 座標は既に入力済み。 分離し、自動操縦に切り替えたドルバリオンを構成するドルボード群の先陣をきるマシンボード上で、アカック...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その5

「…この辺、だったか」 やがて目的の地、これと言って特徴のないありふれた岩肌を撫ぜるうち、ほんの僅か、肌触りの違う箇所を見つける。 そっと押せば...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その4

「何故だ！？」 「いや、ですから…」 穏やかな昼下り、駅のホームで帰りの箱舟を待っていたウェディの青年ミサークは、メギストリスには不釣り合いな喧...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』そ3

かくしてショーは幕を閉じ、壇上での握手＆サイン会へと移行した。 そうしてまばらになった客席で、観葉植物のような髪型のプクリポの男ことケルビンは、...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その2

「ンマァァァアアアアアアァァァ…ィ！！」 バリバリという激しい咀嚼音と共に、やたらビブラートの効いた感嘆の叫びが響き渡る。 「このポップコ～ンな...

蒼天のソウラ二次創作『アカックブレイブ・デュアル』その1

『グオオオォォォ！！』 灰の積もる荒野に、鉄の咆哮が響き渡った。 ビッグホルンの旋律は失われ、かつては風車の丘に天高くそびえ立っていたキラキラ...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に　ボーナストラック』後編

「「かっ…ら！！！！！！！！！」」 神速メラガイアーの全弾命中でもまだ優しいのではなかろうかという刺激が口内に炸裂する。 絶叫だけでは済まず、天...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に　ボーナストラック』前編

「麻婆豆腐、ええと、正…宗？…の方でお願いします」 ヒッサァは壁に書かれたメニューを睨み熟考の上、ミアキスに伝えた。 正宗麻婆豆腐。 何度も足を...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その35（完）

「………で、どうすんだい？」 一夜明け、とはいえ時間にしてわずか数時間だというのに、布団で身動きの取れないイルマを前に、ミアキスは包帯こそ巻かれ...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その34

そして、すべての決着が、つこうとしている。 「なんて…夜だ…」 ひっそりと逃れた影の一体は、這う這うの体で木にもたれかかった。 偶然にもこの影...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その33

影達と分断されたとはいえ、充分な時間を得て再度黒炎を生み溜め込んだ漆黒の太陽は、狙いを読まれやすい収束放出を止め、位置を変えながらハクトことブレ...