レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その22

「かろうじて間に合ったというところか」 思えばレオナルドの偽物は何かにつけ遠回りをさせ、時間を稼ごうとしていたように感じる。 振り向けば宣言の...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その21

雷をまとった深緑の矢が飛来し、クマヤンの隣を歩いていたレオナルドの頭を撃ち貫く。 「うおっ…！？」 「えっ？ちょ…レオナ…うわっ、何こいつ！？」...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その20

「お静かに」 「…す、すみません」 ヒッサァの脈をとっていたモノクルをはめた白衣のプクリポからたしなめられ、ハクトはペコリと頭を下げる。 「大...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その19

どうしたものか。 ハクトは一人、途方に暮れていた。 強敵と渡り合うための頼みの綱だったブレイブジュニアスーツ。 無惨にその刀身は砕け、修理は...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その5（完）

あるべき場所に落ち着いた所で、ケラウノスは先程撮影した写真をメモリーからあらためて確認する。 それはほんの少し前、アマセとマージンを無力化した...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その4

「…で、これは一体？」 マージンとアマセが不在であることはさておき、とりあえずお詣りを済ませ、ケラウノスを返却してもらおうと戻ったフタバ達は、目...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その3

「いよぅ！！皆の衆！さ、まだ空いてる今のうち、お詣り済ませちまおうぜ」 流石は大工の棟梁、袴姿が一番似合うロマンを筆頭とする男性陣とフタバ達は合...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その2

オース大観音に続く、ニオウ門通り。 普段から商店が立ち並ぶにぎやかな道であるが、ことさら年始の今の時期はそれらに加え種々多様な出店がひしめき合い...

蒼天のソウラ二次創作『年のはじめのためしとて』その1

魔法建築工房『OZ』にて催された、大晦日の宴会の最中。 いかに一流の冒険者ティード、超駆動戦隊ドルブレイブリーダーであるアカックブレイブに加えて...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その５（完）

そんな中、『OZ』の工房に向けて道を急ぐパーティの姿があった。 「ほら、急ぐポっ！」 とんがり帽子のプクリポがハリセンで地を叩き皆を急かしたてる...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その４

「う～ん…勿体無いな…何か…何か無いか…？…お」新たな厨房の生贄、もとい、ごましおの密告によりマユミに料理人として連行されたミサークは、先程もぎ...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その３

「見て見て～！マンガみたいなお肉っ！」 一方、連れと会場を訪れていたライティアは、いつもの黄色い服に身を包み、虎の尾のようにポニーテールをしなら...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その２

「ほらほらミサーク、速度が落ちてるよ！」 大八車に先行して、身軽な服装に身を包んだドワーフの少女が早くおいでと手招きした。 その肩には、最小サイ...

蒼天のソウラ二次創作『暮れの元気なご挨拶』その１

「獣臭い。まことに遺憾である。待遇の改善を要求する」 ハクギンやフタバ、機械兵士SBシリーズの調整機能を持ち合わせた意志ある鋭槍、ケラウノスは自...

蒼天のソウラ二次創作『決意の夜に』その18

嵐のような猛攻は尚も続いていた。 「どうしたどうした？動きが鈍いぞ」 「なんのなんの」 止め処無いイルマの拳をクアドラピアーで捌きながらも、ヒッ...