レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『ヒッサァ One-half』その1

「…ん？」 何だか身体が軽い、ような気がする。 いつも通りの朝………に何処か違和感がつきまとう。ハンモックから起き上がり、寝ぼけ眼で頭をかくと、...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その3

「ん～～～～～～～～～…っとと！」 暗がりのなか、大きく伸びをしたおきょうは、プクリポの小さいその身があわや椅子から転がりそうになり、慌てて端末...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その2

「夢幻郷ね！夢幻郷！！コレ、テストに出ますからね！」 「………何のテストだい、まったく」 ラーディス王島の東方の海岸線、そこから雲間を見上げると...

蒼天のソウラ二次創作『いつかのスタートライン』

「……なさい………」 う～ん…あともう少し……… 階下から母の呼ぶ声がすれど、太陽のような髪の少女は布団により深々と潜り込む。 「起きなさい……...

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その1

ガタラ原野の外れ。 荒廃し大半が砂漠とかした地にあって、この場所だけが異なっている。 丘と呼ぶには遥かにこじんまりと半球体に盛り上がったそこだけ...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その23（完）

翌朝、二日酔いに痛む頭を傾けながら、ゆるゆると歩むマーニャの姿があった。 ケルビンにしてやられた屈辱と、敵ながらその言葉の重みは大きくのしかかっ...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その22

「君は…久しいな。仕事中の私と何度も行き合うというのはあまり良いことではないが…とにかく無事で良かった」 城内で道を塞がれ途方にくれていたユク達...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その21

パタンとケルビンは手記を閉じ、袖をまくる。 変わらぬ毛並み、サンプル５８７を経口摂取し充分な時間が経過したが、魔瘴に対するアレルギー反応の様子は...

蒼天のソウラ二次創作『ぶらり昼どき地獄巡り』その2（完）

「うわぁ、素敵！故郷の山を思い出します！！」 祈りを捧げるように手を組み合わせ、め～たの心は弾む。 しかしながら、『貴女の故郷どんなやねん！！！...

蒼天のソウラ二次創作『ぶらり昼どき地獄巡り』その1

しまった。 完全に敵を侮っていた。 セ～クスィ～は事前の分析が足りなかったことを心から悔いていた。 まさしく煮え油を呑まされた五臓六腑は悲鳴をあ...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その20

『心残りがある。 レイダメテスの堕とし仔と自称する、ジェルミの子どもたちのことだ。 最近は傷の影響で意識が虚ろになる時間が増えた。 加えて老いた...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その19

ダイヤモンドダストのようにキラキラと光を反射し消えゆく様にもはや興味はないと、踵を返しメタルソウラを伴ってケルビンは歩み行く。 「持ちなさい！」...

蒼天のソウラ二次創作『calm before the storm』その18

これがいわゆる走馬灯というものであるなどと、サンプル５８７には知る由もない。 光の奔流に焼かれて体組織の大半を失い、内からの圧力に引き千切られて...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その9

プリザーブドフラワーとて、永遠ではない。 保存環境により１年から１０年と、その寿命は大きく変動する。 まずもって大敵なのは直射日光と高温多湿。 ...

蒼天のソウラ二次創作『じローライフ』その8

「オスシちゃんもいなりもごめんね～、手伝わせちゃって」 「全然、お花運ぶの、いつも楽しみです」 「いいよいいよ、私もちょっと興味あったし」 それ...