2022/01/06
日誌を書いた!
「きみどりちゃん、充填よろしく」 ロマンは船室内に据えられた鍛冶道具を巧みに操り、巨大な矢じりとも短い槍ともとれる独特な金属柱を拵える。 「は...
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2022/01/04
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ルシナ村の高台、ひときわ大きいその建物は、村の役場兼集会所としての役割を担っている。 その一室には、夜明け前の薄暗がりから、パチパチと小気味よく...
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2022/01/04
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「う~ん…まだクラクラする…」 「しっかりしてよね。このあと船に乗るんだから」 案の定、時間ギリギリになっても目覚めなかった為、マユミはクマヤン...
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2022/01/02
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未だ客達の熱気を残した閉店直後のクマヤンの酒場。そろそろ星も眠りにつこうかという深い夜に、マユミの声が響く。 「よいしょーっと!」 妖精がゆえ...
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2022/01/02
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お話の時系列として、次回作「逃亡者マージン」の後の物語となります。 一部セリフ等の端々に違和感の出る部分もあるかと思いますがご了承くださいませ。...
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2021/12/31
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一方、ごましおと同じくヘトヘトになって自室のベッドに寝そべっていたハクトだが、およそ一ヶ月ぶりに帰ってきたマージンに叩き起こされ、眠い目をこすり...
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2021/12/31
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「本当にいいんでしょうか?」 「しょんぼり…」 済し崩し的だったとはいえ衣食住のお世話になり、給金まで出してもらった恩人に挨拶も告げず立ち去ると...
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2021/12/31
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ライティアは雄叫びと構えの荒々し明滅を繰り返していた瞳に再び真紅の明かりをしっかりと灯し、機械仕掛けの殺意を纏ってマッドファクトリーが立ち上がる...
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2021/12/31
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「そうさ、それでいいんだ。恐れず行け。君たちはもう、立派なベビーパンサーだ」 遠くから響いた、断末魔代わりのキラーマシンの爆発音に弟子達の成長を...
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2021/12/20
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齢70を迎えた今でも、テルルは生涯現役をモットーに、精力的に歌手活動を続けていた。 今日は年に一度の恒例行事、ガタラの病院での慰問コンサートに...
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2021/12/20
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セイロンが去り、すっかり昼を跨いだアズラン。 「で、あとどれ位かかるのかしら?」 テルルは高圧的に問い掛ける。 何処から用意したのやら、アズ...
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2021/12/20
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「…良かったのですか?」 幻想的な光景をともに眺めながら、セイロンはマユミに問い掛けた。 「貴女の魔法…そのような術式は初めて見ましたが、それは...
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2021/12/20
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「マユミ様、ですね。ご安心下さい。死者の魂を導くのが我ら、デスマスターの務めです。マユミ様が彼女に伝えたいことは恐らく、私と同じ…」 セイロンは...
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2021/12/20
日誌を書いた!
しかし自由落下とも違い、何かに引っ張られるが如く、猛スピードでアズラン方向へ突き進むスワンボート。 「見えたっ!」 アズランのやぐらの上から、...
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2021/12/20
日誌を書いた!
やがて最後尾、もはや懐かしくすら感じる魔改造スワンボートのもとへと帰ってきたロマンたち。 スワンボートに向き、乗客たちに背を向ける形で立つロマン...
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