レオナルドの冒険日誌

蒼天のソウラ二次創作『幻列車の浪漫』その２０

かいつまんで、と言いつつも、ハクギンは懇切丁寧に、随分と時間を割いてロマンとテルルに説明を行った。 ハクギンはふと気が付くとこの場所にいたらし...

蒼天のソウラ二次創作 『幻列車の浪漫』その１９

「あ、あのっ！！」 白銀色のドルブレイブにテルル、そしてロマンが加わり、ほどなくしてゆめにゅうどうの群れが一掃された途端である。 「どうやって目...

蒼天のソウラ二次創作『虎酒家繁盛記』その５

とっぷりと日も暮れ、客はおろか従業員のライティアやハクト、ごましおらも眠りについたさらに後。 ロウソクの僅かな灯りの中、今日も今日とて、虎酒家...

蒼天のソウラ二次創作　『幻列車の浪漫』その１８

「モッ…」 そして二人が異常に気付くのを待っていたかのように、呻き声のような鳴き声をあげて、３列先の座席の列からゆめにゅうどうが、ひょっこり顔を...

蒼天のソウラ二次創作　『幻列車の浪漫』その１７

マージンはあらためて周囲に目を配る。 後方には出来の悪い喜劇の如く、幽霊列車のお尻に激突して突き破った惨状をそのまま晒しているスワンカスタム。 ...

蒼天のソウラ二次創作　『幻列車の浪漫』その１６

一方、セイロンとの通信も途絶え、幽霊列車の探索を開始したマージンとマユミ。 「ふぅ。来ちゃったもんはしょうがないからな。ただしあんまり離れない...

蒼天のソウラ二次創作『幻列車の浪漫』その１５

アズランにて、マージンとの通信を終えたセイロンは、通信機をしまうと今度は紫色の包みを取り出す。 「おおっ…？」 とたんにフツキの首筋を襲う悪寒...

蒼天のソウラ二次創作『虎酒家繁盛記』その４　～ごましおからの手紙～

「ふぁあああっ…」 浅葱色の髪を持つウェディの青年は大きな欠伸を一つ吐き出し、未だ霞む視界をハッキリさせるべくエメラルドに輝く瞳をこすった。 ...

蒼天のソウラ二次創作『遥かなる旅路 ～クイニーアマンを求めて～』その4(完)

少女を送り届けた際、何度も何度も頭を下げてお礼を告げる母親の、娘が見つかり安堵した顔を思い出しながら、マージンはランガーオ村の石段に腰掛け、塩パ...

蒼天のソウラ二次創作『遥かなる旅路 ～クイニーアマンを求めて～』その3

口許に着いたカツサンドのオーロラソースを横着に舐め取り、ランガーオ村に向けてアクセルを振り絞る。その眼前に迫るは、ランガーオ山地に何故か場違いな...

蒼天のソウラ二次創作『遥かなる旅路 ～クイニーアマンを求めて～』その2

獅子門が近づいて来たまさにその時。 「誰か！誰か～っ！道行く皆様の中に優秀な発破師の方はみえませんか！？」 街道の脇で何やら作業服に身を包んだ屈...

蒼天のソウラ二次創作『遥かなる旅路 ～クイニーアマンをもとめて～』その1

ある昼下がりのマージン邸。 「何か美味しそうなもの食べてるねお二人さん！？」 クエストを終え帰宅したマージンは、窓から射し込む陽光を受けて艶やか...

蒼天のソウラ二次創作『幻列車の浪漫』その１４

夢を見ている。 それは、過去の記憶。 ロマンがまだ若く、修行の為、のちの師となる人物を訪ねた時のこと。 その男は自らの建築物の評価のみで全て...

蒼天のソウラ二次創作『幻列車の浪漫』その１３

「きゃあああっ………！！」 スワンカスタムが幽霊列車の最後尾に激突した衝撃で、機体から放り出されたロマンとテルル。 一瞬の浮遊感ののち、お手本の...

蒼天のソウラ二次創作『幻列車の浪漫』その１２

「マージン！最後の手段を使う！！しっかり掴まってろよ！」 「大棟梁、何のこと！？」 相対速度的に、もはやスワンカスタムが幽霊列車に追いつくのは...