2024/03/03
日誌を書いた!
「もう、三十年くらい前になるか……街中で出会った大人の中に、薄ら暗い仕事を受けたあたしを咎めて叱るやつがいてなあ。保護者面でぎゃあぎゃあわめい...
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2024/03/03
日誌を書いた!
お互いの治療もそこそこに済ませた後、母はなぜか「飲み、行くぞ」と言い出した。俺は身体に障るからやめとけと言ったのだが、引き留める俺の腕を持ち...
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2024/03/03
日誌を書いた!
*** 我が母、エレン・ルマークが世間に知られるようになったのは、概ね下記のような経緯である。 約二十年前、国家対抗剣術試合で成果を上げ...
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2024/03/03
日誌を書いた!
母は再び両手を左腰に添え、居合斬りの構えを見せた。わずかな隙も見せず、その右手が高速で抜き払われ―― 俺はその居合を、自分の腕を挟んで受け...
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2024/03/03
日誌を書いた!
「――あんたは、我が家の恥だ」 「その通りだ。俺はルマークの家名に泥を塗った恥知らずだ――けど、なっちまったもんはしょうがねえ。 生き方を...
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2024/03/03
日誌を書いた!
「『家族に助けを求めない』という選択をしたなら、僕らからできることは何もない。ただ、待つことにした。ジャックが自分のチカラで問題を解決して、僕...
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2024/03/03
日誌を書いた!
「ふおおおお!!ふんぬおおおおおお!!!!!」 「……ジャック?」 天を衝き奈落の底を掘る自分の不甲斐なさに悶絶する俺に、控えめに声をか...
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2024/03/03
日誌を書いた!
雑魚寝するために自宅に帰るついでに、細心の注意を払って実家を訪れ、遠目からその様子を眺めた。家事手伝いのアノーノさんが門前の掃除をしたり、庭...
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2024/03/03
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キリンとの別れを経て、俺は今後の活動を考えた。 色々やらねばならないことはある。キリンから返却された貯金を確保しなくてはならない。キリン...
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2024/01/30
日誌を書いた!
彼女が言う通り、俺が社会復帰を果たすためには、いつまでもグレーな界隈と関わっているわけにはいかない。 そしてそれは必然的に、キリンという怪...
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2024/01/30
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「以来、わたしのオーダーの優先順位は、『暗殺』から『君の支援』に変わった。家族と仲違いした上、人事不省となった君を回復させ、帰るべき場所へ帰れ...
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2024/01/30
日誌を書いた!
認めるのは業腹だが、キリンの戦闘力は、本物だ。それは天性の資質だけじゃなく、長い長い訓練と実戦を繰り返して培われる、達人の強さだ。世界を見回...
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2024/01/30
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俺は、世界警察警視長のポポムに召集されたことで、オールドレンドア島の作戦に参加した――が。そもそもの話、ポポムからしてみれば、オールドレンド...
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2024/01/30
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「全てがわたしの手のひらの上、なんて過大評価はよしてくれよ。筋書きの粗を探したらキリがないんだから」 だがキリンは、俺の暗い顔を見たせいか...
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2024/01/30
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「――で、だ。話は君の治療のところに戻る。わたしの応急処置によって、君は命の危機は免れたものの、そのまま順調な回復とはいかなかった。 『食事...
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