ミラージュの冒険日誌

彼方からの客人(9)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　さて、そろそろ別れの時だ。シリルに評判の良い宿を紹介し、我々は宮殿へ向かう。 　宿帳に記入をしようとするシリルに、私は最後のアドバイスを授けて...

彼方からの客人(8)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　貝殻をモチーフにした優美な城壁。花びらのような多重構造の町並みが訪れる者の瞳を惹きつける。建物の多くは曲線を多用したデザインで、街を駆け巡る...

彼方からの客人(7)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　傾き沈む日と共に、シリルの顔に影が下りた。気まずい沈黙が続く。 「……ま、いつかは王子も、そう思う日がくるかもしれんな」 　私はあいまい...

彼方からの客人(6)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　旅は続く。 　ジュレットからジュレー街道を北上し、夏の名残を惜しむキュララナビーチを右手に見送りながら更に北へ。 　再び潮の香りが近くなってき...

彼方からの客人(5)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　あくる日も旅は続く。 「シリルさんはヴェリナードで先生でもするの？」 　リルリラは青年学者に語り掛けた。 「教師……そうだね。学問で身を...

彼方からの客人(4)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　空の青が一面に広がり、入道雲の雲がそれを貫きそびえ立つ。緑の大地が風に揺れ、赤く色づく花が舞う。 　馬上から周囲を見渡せば、ジュレー上層の爽...

彼方からの客人(3)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　ジュレットの町に砲声が鳴り響く。鬨の声といくさ風。防衛軍に参加した冒険者達の戦いぶりを遠くから見守りつつ、私は戦場全体に視線を走らせていた。 ...

彼方からの客人(2)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　私はさらに報告書を読み進めた。 　こうした状況では人々の口も軽くなるのか、私が訪れた頃には聞けなかったような話も報告書には記されていた。 　前...

彼方からの客人(1)～なりきり冒険日誌【ver5.2に関する記述有り】

　常夏の太陽が砂浜を白く照らす。潮風に乗って心地よい潮騒が耳を撫でる。 　空の色は青く、遠くそびえる入道雲はどこまでも白く。ビーチには青春を謳歌...

竜は無慈悲な闇の帝王(4/4)～なりきり冒険日誌

　灰の雨が竜の大地をしめやかに打つ。マティルの村に無数の灰が降り注ぐように、数えきれないほどの挑戦があった。 　我々はその日も常闇の竜レグナー...

竜は無慈悲な闇の帝王(3/4)～なりきり冒険日誌

　挑戦は続く。　レグナードとの戦いにおいて、魔法戦士である私の仕事は多い。 　敵のターゲットを見定め、自分とパラディン以外が狙いならばパラデ...

竜は無慈悲な闇の帝王(2/4)～なりきり冒険日誌

　炎が渦巻き、雄叫びが轟き、雷鳴がこだまする。竜鱗のまゆと呼ばれる隔絶空間において、我々は長い戦いを繰り広げていた。 　メンバーは魔法戦士の私...

竜は無慈悲な闇の帝王(1/4)～なりきり冒険日誌

『0.3%』 　この数値が何を意味するか、ご存じだろうか。 　明日の降水確率にしては低すぎるが、宝くじのあたる確率にしては高すぎる。もっとも、...

写真コンテスト「フレーム」応募記念

写真コンテスト、↓の作品で応募してまいりました！ 『カシャル、星の海へ』深き水底から空の彼方へ。 時には星の海を泳いでみたい。 そう思うカシ...

写真活動・アイキャッチ編？

フレーム機能が追加されてから写真を撮るのが楽しくてストーリーが進みません！ というわけで、最近撮ってみた写真をいくつか。 アイキャッチ風...