2021/04/05
日誌を書いた!3
イルーシャの桜(2)~なりきり冒険日誌【※前verまでのストーリー記述有】
ユシュカは無造作に庭園を見渡した。
彼を彩る肩書は数多い。砂の都ファラザードの王。魔界の三分の一を治める大君主。大魔王の片腕。宝石と人材を...
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2021/04/05
日誌を書いた!3
イルーシャの桜(1)~なりきり冒険日誌【※前verまでのストーリー記述有】
カミハルムイの空は高く遠い。どこまでも透き通った青。視線の先へと吸い込まれていくようなエルトナ晴れだ。 雲の合間を縫って視界を横切るのは薄桃...
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2021/03/17
日誌を書いた!4
2021/02/28
日誌を書いた!2
つわもの共が夢のあと~あるいは、酔っ払いの与太話(4)【なりきり冒険日誌】
おかみはそこまで語ると、注文を受けて厨房に引っ込んでいった。欄間のレリーフ飾りには三日月の模様が踊っていた。
リルリラは私の耳元でそっと囁...
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2021/02/28
日誌を書いた!2
つわもの共が夢のあと~あるいは、酔っ払いの与太話(3)【なりきり冒険日誌】
女将の身の上話が始まった。私にとっては酒の肴にちょうどいい。常連客は肩をすくめ、リルリラはわくわくと目を輝かせた。
「あたしが暮らしてたの...
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2021/02/28
日誌を書いた!3
つわもの共が夢のあと~あるいは、酔っ払いの与太話(2)【なりきり冒険日誌】
「そういや、貪欲のグリーニって知ってるか?」
ナッツをつまみながら、また別の客が語り始めた。「有名なギャンブラーなんだがよ。そいつももう足...
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2021/02/28
日誌を書いた!3
つわもの共が夢のあと~あるいは、酔っ払いの与太話(1)【なりきり冒険日誌】
馬車が石畳を駆け、商人が声を張り上げる。お世辞にも上品とは言えない雑然とした小バザーと、素材をそのまま丸焼きにして並べる豪快な立ち食い店。フ...
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2021/02/21
日誌を書いた!3
想いを針にこめて(2)~なりきり冒険日誌【※ver5.3までのストーリーに関する記述有】
祈りの言葉が響く。ゼクレスの魔城に差し込む光は、影さえも美しく彩り、少年の遺した人形を照らし出した。
復讐鬼と化した少年の心を。 ……だが...
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2021/02/21
日誌を書いた!3
想いを針にこめて(1)~なりきり冒険日誌【※ver5.3までのストーリーに関する記述有】
その少年が、怨嗟の叫びと共に闇の中へと消えていくのを、私は無言のままに見送っていた。 カチリと小さな音がして、彼のいた場所に細い縫い針が落ち...
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2021/02/13
日誌を書いた!4
甘い言葉をささやいて(2)~なりきり冒険日誌【※ver5.3までのストーリーに関する記述有】
「……それって、凄い話なんじゃない!?」
「どういうことだ?」
私はサラダをつまむ。リルリラは騒がしく羽をバタつかせた。
ここはゼクレス...
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2021/02/13
日誌を書いた!4
甘い言葉をささやいて(1)~なりきり冒険日誌【※ver5.3までのストーリーに関する記述有】
その菌類の魔物は静かに語った。 「なるほど、我がおばけきのこ一族に伝わる"甘い言葉"を聞きにきたのだな」 霧の中、青き木々が鬱蒼と茂る...
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2021/02/07
日誌を書いた!4
2021/01/31
日誌を書いた!3
大魔王城の魔法戦士(8)~なりきり冒険日誌【注:ver5.3までのストーリー記述有】
「さて、昔話はこれくらいにして……君達も聞いての通り、大魔瘴期が近づいている」
執事が飲み物を下げる。魔王が深い思慮を宿したまなざしを持ち上...
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2021/01/31
日誌を書いた!3
大魔王城の魔法戦士(7)~なりきり冒険日誌【注:ver5.3までのストーリー記述有】
魔王ヴァレリアはその場を去った。 捨て台詞は、こうだ。 「貴様の保証はアテにならんが、ベルトロの目は確かだ。損得に関してはな」 バルデ...
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2021/01/31
日誌を書いた!3
大魔王城の魔法戦士(6)~なりきり冒険日誌【注:ver5.3までのストーリー記述有】
一夜明けて、空には暗雲。デスディオ荒原に天気という概念はない。定期的に鳴り響く雷鳴にもそろそろ慣れ始めていた。 大魔王城の内装は荘厳にして美...
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