ミラージュの冒険日誌

射手座の弓と黄金伝説～なりきり冒険日誌

　轟く雷鳴を背に、弓を握りつつ剣を掲げる。行く手を遮る魔物達が、その姿に驚き立ちすくむ。 　剣と、弓。 　そう、我々魔法戦士団はついに、剣と...

聖剣を買い求めて～なりきり冒険日誌

「本降りに　なって出ていく　雨宿り　ニャ」 　ざあざあと雨が降る。窓から外を覗き込み、どこで覚えたのやらエルトナの古い歌を口ずさんだ猫は、湿...

魔法戦士、禍乱の竜に挑む（３）～なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス・ソロ道具無し挑戦】

　ルネデリコのバトルルネッサンス。戦いはまだ続く。 　熾烈を極める戦いの中で、禍乱の竜はついに切り札を放った。 　凶相が瞑目し、何ごとかを念...

魔法戦士、禍乱の竜に挑む（２）～なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス・ソロ道具無し挑戦】

　石畳を駆ける紫電の雷を、もう一つの雷がかき消す。閃光の中から踊り出たのは、勇ましく槍を構えた僧兵たちだった。 　私の呪文が彼らの筋力を倍増さ...

魔法戦士、禍乱の竜に挑む（１）～なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス・ソロ道具無し挑戦】

　空を焦がす爆炎が、浮遊遺跡を赤く染めた。 　続いて巻き起こる旋風が挑戦者の身体を跳ね飛ばし、雷光が四肢を貫く。 　歯を食いしばってその全てに...

魔法戦士、紫獅鬼に挑む～なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス、ソロ道具無し挑戦】

　紫色のたてがみを持つ獣人が私の前に立ちはだかる。ルネデリコのバトルルネッサンス。思わぬ強敵として私を苦戦させているのが、この紫獅鬼バイロゼオ...

魔法戦士、バトルルネッサンスに挑む～なりきり冒険日誌【バトルルネッサンス・ソロ道具無し挑戦】

　地上をはるか彼方に見下ろす大樹の枝に、五つの影が交差する。 　一つは巨大な紫色の影。いかめしく尖ったたてがみと獣の顔を持ち、大ぶりな山刀を振...

ルネッサンス情熱（２）～なりきり冒険日誌

「貴方は何故、ここに？」 「例えるなら、時代という名のメカニズムが忘れさせた人の心を、この白いキャンバスに叩きつけるためだよ」 　幻想画家は...

ルネッサンス情熱（１）～なりきり冒険日誌

　紫色の空に覆われ、黄昏色に染まった街。枯れた色合いの石畳にいくつもの足音が響き、無機質な街並みを振動させる。 　住民は物珍し気にくすんだカー...

ドレスアップ・騎士装備！～なりきり冒険日誌

「ちょっと高くないか？」 　私は顔をしかめた。 「出品者様のご意向ですので」 　取引商は、笑顔という名のポーカーフェイスを私に向ける。 ...

魔法戦士、闇の王に挑む（２）～なりきり冒険日誌

　挑戦は続く。 　その日の私が心がけたのは、テンペスト回避後に可能な限り早く、後ろに下がることだった。 　全員が一点に集結するこの瞬間、レーザ...

魔法戦士、闇の王に挑む（１）～なりきり冒険日誌

　黒い壁が広がっていた。 　何処までも高く、広く。 　渾身の力を込めて剣を打ち付ける。壁は柔らかくそれを飲み込んだ。 　泥を掻くような曖昧な手応...

型稽古～なりきり冒険日誌【ver3.4に関するネタバレ注意】

　血相を変えて走ってきたのは、青の騎士団に所属するオンネ氏だった。ひょっとしたら、少しぐらいは泳いだかもしれない。そんな顔だった。 　だがそれ...

ドラゴン・ウォリアー～なりきり冒険日誌【ver3.4のネタバレ注意】

　　　　　　　　　◆ 　深淵魚にとどめを刺した我々だったが、戦いはそれで終わりではなかった。 　我々が戦いながら沈没船へと移動してしまったため...

戦場は、海(3)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　鉾を構えた敵の姿に我々は身構えた。突撃に備える……だが、それは敵の策略だった。 　不細工な笑みを浮かべた魚人はそのまま鉾を海中にかざし、呪文を...