ミラージュの冒険日誌

ドラゴン・ウォリアー～なりきり冒険日誌【ver3.4のネタバレ注意】

　　　　　　　　　◆ 　深淵魚にとどめを刺した我々だったが、戦いはそれで終わりではなかった。 　我々が戦いながら沈没船へと移動してしまったため...

戦場は、海(3)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　鉾を構えた敵の姿に我々は身構えた。突撃に備える……だが、それは敵の策略だった。 　不細工な笑みを浮かべた魚人はそのまま鉾を海中にかざし、呪文を...

戦場は、海(2)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　押し寄せる波に、殺意が滲む。魔物達は２体のマーマン・タイプに率いられ、我々に急襲した。 　総大将の深淵魚は、指揮官を気取っているのだろう、後方...

戦場は、海(1)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　美しくも冷たい、氷の眼差しが海の世界を見下ろしていた。 　漂うクラゲたちが色とりどりの光を映し、女神を彩るアクセサリーのように無言の美女を取...

ウェディ二人(2)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

「お前の故郷はレーンだろう」 　こぽりと、泡の浮かぶ音だけが海を満たした。沈黙は苛立ちとなって私の胸を満たした。口の中から、荒々しい音を立て...

ウェディ二人(1)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　海底探索を終えた我々がようやくルシュカに戻ると、街はいつもよりざわつき、人々の様子は浮足立って見えた。　 　話を聞いてみれば、どうやら神殿の...

新年の釣り騒動～なりきり？冒険日誌

　潮騒に混ざった雨音がざあざあと、遺跡の街を無慈悲に濡らす。 「雨だな」 「雨だニャ」 「誰なんだ、新年早々に釣りをやろうなんて言い出したのは...

海底散歩(3)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　さて、海底探索も大詰めに入り、未踏地域はオーフィーヌの西端より繋がるガイオス古海を残すのみとなった。 　ここはルシュカでも危険地帯として知られ...

海底散歩(2)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　海底探索はさらに続く。 　我々はイルカのミニチュアが飾られた小さな祠に立ち寄り、刻まれた合言葉を確認した。 　これはカシャルの水門と呼ばれる...

海底散歩(1)～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　滑らかなラインを描いて流れていく魚群がカーテンのように水を区切り、絶対自由の深淵に形を与える。 　深く深く、どこまでも続く海溝は、海という名...

ルシュカの巫女姫～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　積もる話をする内に、日はすっかり傾いて……とはいかないのがナドラガンドの風情の無さで、空と呼ばれる海面は変わらぬ光を投げかけていた。 　とはい...

知己との再会～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　ステンドグラスからあふれ出る光がサンゴ礁と海藻を冷たく照らし、魚たちがその上を駆けぬけていく。 　神々しい光を受け、そびえるのはカシャル教のご...

まだルシュカを歩く～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　神殿への道すがら、オンネ氏は多くのことを教えてくれた。 　そこかしこに配備された珊瑚が空気を生み出す力を持っていること。神殿の巫女殿が、その...

ルシュカを歩く～なりきり冒険日誌【ver3.4に関する記述有り】

　舞い上がる気泡と共に、体がふわふわと揺れる。景色さえも、波と共に揺れて見える。 　空の代わりに水の青が街を包み、雲の代わりに流れる魚影が頭上を...

にゃんにゃんバトンなるもの

　ある日のこと。 　海底都市ルシュカに滞在する私の元に一通の手紙が届いた。差出人は冒険者として同じチームに所属しているほむ女史である。 　文面に...